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薬食同源 提供:岡 希太郎

第1話 「医食同源」とどこがちがう?

よく「医食同源」と言いますが、正しくは「薬食同源」です。150年前、欧米に「追いつけ追い越せ」の時代、古い言葉が消えてゆきました。江戸時代まで医師は「薬師(くすし)」と呼ばれ、「薬師如来」の現世の姿だったそうです。

空腹を満たすために食べるものは「食」であり、同じ食べものでも病気を治すためなら「薬」です。「家の近くに生えていて、病気の時に食べれば楽になれる野草」のことを薬草と呼び、それを見たてる専門家が「薬師」でした。ショウガ、バイニク、その他色々です。

明治時代に西洋薬が輸入されると、それを見たてる専門家を「医師」と呼ぶようになりました。「薬食同源」も「医食同源」に変わりましたが、いま生活習慣病の時代になって見直されつつあるのです。

見直しのコンセプトは何でしょうか?それは「ほんものを見つける」ということです。毎日ごく自然に口にできて、それでいて健康維持や病気の予防に役に立つ「ほんもの」・・・それこそ「薬食同源」の心です。

それでは次回から、身の回りの「薬食同源」の世界をご案内いたしましょう。

●役に立つ参考資料:くすりの博物館(エーザイ株式会社提供)
http://www.eisai.co.jp/museum/herb/familiar/index.html

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