サンマ(秋刀魚)
サンマ(秋刀魚)について
「サンマ」の由来については、二つの説があり、サ(狭:狭い、細い))に起源があるとして「細長い魚」を意味する「サマナ(狭真魚)」が「サマ」→「サンマ」と変化したとする説と、大群をなして泳ぐ習性を持つことから「大きな群れ」を意する「サワ(沢)」と「魚」を意する「マ」からなる「サワンマ」が語源となったという説です。
「秋刀魚」という漢字表記は大正時代以降で、秋に旬を向かえよく獲れること、細長く銀色に輝くその形が刀を連想させることからそのような漢字がついたといわれています。 魚の脂に多く含まれているもので、動物性の脂とは逆に血中コレステロール値を下げる働きがあり、血液をサラサラにし、動脈硬化を予防することや中性脂肪を減少させる効果があります。
DHAとEPAとは
DHAとEPAの違い
共に血液の流れを良くして動脈硬化などの生活習慣病を予防しますが、コレステロールを下げる効果についてはDHAの方が高く、中性脂肪を減少させる効果についてはEPAの方が高いなど、それぞれで得意分野があります。
また、両者の最も大きな違いは、DHAは脳にまで運ばれ脳神経を活性化させますが、EPAは脳まで行き渡らない仕組みとなっています。
DHAの働き
中性脂肪低下 | 中性脂肪がつくられるのを抑制し、また、肝臓での分解を促進するといわれています。 |
子供の脳の発達促進 | 人間の脳神経細胞にはDHAが原料となっているものが多いため、成長期に摂取することで、健全な脳が育ちます。 |
脳の活性化、痴呆症の改善 | 頭の回転が早い人と、遅い人の違いには、脳内における情報伝達の役割を果たしているシナプス(神経細胞)の量に差があることがいわれています。 DHAは、このシナプスを活性化させる働きがあり、判断力や集中力を高め、痴呆症の予防や改善をすることがいわれています。 |
視力の向上 | DHAは、脳細胞の原料となるだけでなく、網膜や視神経にも必要となっていることから、しっかりと摂取することで、視覚からの情報をスムーズに脳に伝えることができるといわれています。 |
アトピー性皮膚炎の改善 | DHAの摂取によって改善することがいわれており、過去にアトピー性皮膚炎患者を対象に有効性を検証したところ、50%に上る改善傾向が見られました。 |
EPAの働き
アレルギー反応の抑制 | アレルギー疾患に良いとされているビオチンの効果を高めることがいわれています。またγ-リノレン酸と共同で、炎症の抑制をすることもいわれています。 |
敏感肌への効果 | EPAとヒアルロン酸は皮膚で分泌され、水分と混合して角質層を繋ぐ役割を担っています。 乾燥肌や皮膚が薄く弱い方などは、EPAの分泌量が減少している可能性がありますので、EPAの摂取が有効となります。 |
動脈硬化や脳卒中の予防 | EPAは血液中のコレステロールを下げ、また血液をサラサラにすることが言われていますので、血栓防止に役立てることで、脳卒中などの成人病を予防することが出来ます。 |
ガンの予防 | ラードやコーン油は大腸がんや乳がんなどの発生率が高くなるといわれていますが、EPAが多く含まれる魚油には発ガン作用を抑える効果があることが言われています。 |
DHAとEPAの摂取
DHAやEPAはマグロや青魚に多く含まれていますので、これらをしっかりと食べる事で摂取が可能です。特に1日当りの摂取目安量は決められていません。魚が嫌いな方や普段魚を食べる機会がない方はサプリメントでDHAやEPAを摂る事ができます。
サプリメントの選び方
最近ではDHAやEPAが持つ多くの効能が注目され、様々なメーカーからサプリメントが発売されています。サプリメントで摂取する場合のポイントをまとめました。
DHAとEPAが両方含まれていること | 同時に摂取する事で、相互的に有効に働くことが期待出来ます。 また、魚の中にはDHAとEPAが入っているので、より自然に近い形で摂取すること出来ます。 |
ビタミンEが含まれていること | DHAとEPAは酸化しやすいため、時間が経つと効力が落ちてしまいます。 ビタミンEはこの酸化を防ぐ効果があるため、一定時間を越えても栄養素が衰えることなく効果を保ちます。 |
新鮮な魚を原料とし、重金属は含まれていないこと | これは、妊婦さんには特に気をつけていただきたい点です。 妊娠中に重金属の摂取は、生まれてくる赤ちゃんが水銀中毒などを引き起こす原因となりかねないため、注意が必要です。 |
サクラメントチャージ DHA+EPA
当社が開発、販売しているサクラメントチャージ“DHA+EPA”は上記の条件を全て満たしており、コレステロールや中性脂肪が気になる方にはぴったりです。DHAはマグロ由来、EPAはイワシ、カツオ、マグロ由来の成分でビタミンEも含まれています。1日3カプセルで手軽に摂取することができます。
サンマの味噌煮
サンマといえば塩焼きが定番ですが、今回はじっくり煮込んで骨まで美味しいサンマの味噌煮です。
<材料>
サンマ・・・4尾 生姜・・・1片 長ネギ・・・1本 水・・・7カップ 酒・・・大さじ4 みりん・・・大さじ4 砂糖・・・大さじ2 醤油・・・大さじ1 酢・・・大さじ1 味噌・・・大さじ4と1/2
<作り方>
- サンマは洗って頭と尻尾を切り落とし、4つに切ってワタを抜く。
- 腹の中に水を通し、きれいに洗って水気をきる。
- 鍋にサンマと水、酢、長ネギ、叩き潰した生姜を入れ、蓋をして強火にかけ、煮立ち始めたらアクをとる。
- 煮汁がひたひたになるまで40〜50分煮る。
- ネギと生姜を取り除き、酒、みりん、砂糖、醤油を入れて、弱火で20分ほど煮る。
- サンマの間々に味噌を入れて溶き、弱火で煮る。