かぶ
かぶ
かぶは11月頃から春にかけて旬を迎えます。春にはずずなとして「春の七草」に。また西日本と東日本では栽培種も異なり、地域によって様々な品種を持つ地方色の強い野菜としても知られます。
かぶはアブラナ科に分類される越年草であり、日本には弥生時代に中国、朝鮮半島から伝えられたとされています。小かぶ、赤かぶ、聖護院かぶなどが代表的な品種ですが、特に日本では寒い地方を中心に古くから冬場の貴重な保存食として栽培されてきました。葉の部分には葉酸やβ-カロテンなど、緑黄色野菜特有の成分を豊富に含んでおり、白い根の部分は淡色野菜としてビタミンC、カリウム、カルシウム、食物繊維などを含んでいます。また炭水化物の消化を助ける酵素であるジアスターゼ、デンプンを分解してくれるアミラーゼと呼ばれる消化酵素を豊富に含んでいるので、胃腸にも非常に優しい食材と言えます。
今回はそんな消化にも優しいかぶと共に体を温めてくれるしょうがをコラボした「かぶのしょうがスープ煮」をご紹介します。これからの寒い季節に是非お試し下さい。
かぶのしょうがスープ煮
【材料】2~3人分
- 小かぶ 4~5個
- 水 400mL
- しょうが(すりおろし) 1かけ分
- 市販の鶏がらスープの素 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1/2
- ゆずの皮(千切り) 適量
<作り方>
1. かぶはヘタの部分をよく洗い、皮を厚めにむきます。
2. ヘタの部分を残すようにして6~8等分にくし形に切ります。
3. 小鍋にかぶと水、しょうが、鶏がらスープの素を入れ、落とし蓋をして中火にかけます。
4. かぶに火が通りましたら、先に取り出して器に盛りつけます。
5. 残った煮汁に同量の水で溶いた片栗粉を入れ、強火で沸騰させます。
6. とろみがついたらかぶの上にかけ、千切りゆずを盛って頂きましょう。
今回は旬のかぶを熱々のしょうがスープで頂くお料理です。寒い日に体の芯から温まるメニューはいかがでしょうか?