肝臓に嬉しいレシピ
肝機能が低下すると疲れやだるさから食欲の低下などが起こってきます。食欲の低下により肝機能の回復に必要な良質なたんぱく質の摂取が減り悪循環にもなります。そこでスープカレーなど食欲をそそるメニューでしっかり栄養を摂取してはいかがでしょうか?スープカレーにすることで通常のカレーより脂質を抑えることができ、また鶏のスープや香辛料を上手に活用することで減塩でも美味しく頂くことが出来ます。
カレーにはターメリックなど肝臓に嬉しい成分も含まれています。また鶏肉やトッピングの卵は良質のたんぱく質摂取にもなります。合わせて摂りたいメニューとしてタウリンを多く含む「たこ」を使った酢の物はいかがでしょうか?たこに含まれる「タウリン」と酢の「クエン酸」は疲労回復に効果があります。
管理栄養士
田村 佳奈美
簡単シンプル 夏野菜スープカレー
<材料(2人分)>
(A)
- 骨付き鶏もも肉 2本(500g)
- セロリ 1/2本
- 生姜スライス 3g
- にんにくスライス 3片
- ローリエ 2枚
- 水 700㎖
- オリーブオイル 大さじ1
- クミンシード(ホール) 小さじ1
- 玉ねぎ(荒みじん切り) 中1個分
- トマトピューレ 50g
- 人参 1本
- じゃがいも 中1個
(B)
- クミン(P) 大さじ1
- コリアンダー(P) 大さじ1
(C)
- ガラムマサラ(P) 大さじ1
- ターメリック(P) 小さじ1
- ナンプラー 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1/3
- レッドペッパー 小さじ1/2(調節)
(P):パウダー
<作り方>
1. スープ材料の(A)を全て鍋に入れて中火で煮込み、鶏肉が柔らかくなりましたら 取り出します。(普通の鍋で約60分、圧力鍋の場合は加圧15分)
2. フライパンでオリーブオイルを熱し、クミンシードを入れます。十分に香りが立 ちましたら玉ねぎを入れ、全体が飴色になりましたらトマトピューレを入れま す。水気がなくなりましたら一旦火を止め、(B)のスパイスを加え余熱でなじま せます。
3. 2.をスープに入れ、人参、じゃがいもは切らずに一緒に煮込みます。具が柔ら かくなりましたら取り出し食べやすい大きさに切ります。スープはザルなどで濾 します。
4. トッピング具材のなす、かぼちゃは油で揚げ、パプリカ、ズッキーニは素焼き します。
5. 小鍋に3.のスープ2人分約600mlと(C)を全量、レンコン、オクラ、鶏肉を入れて 煮込み、レッドペッパーで辛さを調えましたら他の具材と共に器に盛り、 糸唐辛子を添えて頂きます。
調理のポイント:
圧力鍋で作ると短時間でお肉も柔らかくなるので大変オススメです。今回は基本的なスパイスで 作りましたが、お好みでアレンジも楽しいです。スパイスの使い方次第でおいしさの可能性は無限大 です。ターメリックライスは通常量の米と水にバター小さじ1、ターメリック小さじ1/3を加え 炊飯するだけで簡単です。
エネルギー:610kcal 鉄:3.4mg
たんぱく質:32.1g ビタミンB1:0.33mg
脂質:34.6g ビタミンC:93mg
炭水化物:41.1g 食物繊維:7.3mg
カリウム:1404mg 塩分:1.9g
カルシウム:116mg (トッピング全て含む)
トッピング具材: なす、かぼちゃ、 パプリカ(赤・黄)、 ズッキーニ、オクラ、 レンコン、ゆで卵、 糸唐辛子…など
薬剤師
伊藤 あゆみ