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薬食同源タイトル画像岡希太郎先生
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第29話 トマトで紫外線対策

トマト

 「トマトは野菜?果物?」というTVクイズを見たことがあります。筆者は米国の裁判所が下した判決「トマトは野菜」が正しいと思っています。判決理由は「食後のデザートにトマトは出てこない」からだそうです。池上彰さんの解説を聞いてみたい気もします。

 植物学で言いますと「トマトは果実」だそうです。なぜなら「花びらのつけ根で膨らんだ子房が熟すとトマトになる」からだそうです。ではキュウリも果実かな?と思ったら確かにそうなのです。でも「キュウリは果物?」と思っている人はいないと思います。

 ところでトマトのリコピンをご存知ですか?数年前、これもTVで「熟したトマトから抗酸化力の強いリコピン発見」のニュースが流れました。するとその翌日、町の食品売り場からトマトが消えてしまったのです。1日1個の完熟トマトを食べることで、その日必要な抗酸化作用の何割かをまかなえるそうです。

 さて「リコピン」はビタミンA群のカロテンの仲間で、ニンジンに入っているベータ・カロテンとよく似ています。でもそうと知っている人は意外に少ないのです。ましてや「リコピンはベータ・カロテンのようにビタミンAには変身できない」ことまで知っている人はほとんどいません。

 トマトもニンジンも赤ければ赤いほどカロテンを多く含んでいます。トマトの赤の方が鮮やかなので、トマトの抗酸化作用の方が強いだろうと想像できます。試験管のなかで実験すると確かにそのとおりで、リコピンはベータ・カロテンより10倍も強い抗酸化作用を示します。

 しかし、このお話には続きがあります。実はニンジンのベータ・カロテンは、身体のなかでビタミンAに変化して、必須栄養素になるのです。しかし、リコピンはビタミンAに変化できません。ですから必須栄養素としての働きは、トマトよりニンジンの方が20倍も強いのです。リコピンが優れているのは、活性酸素を除去する抗酸化作用のほうなのです。

 さて皆さんはトマトとニンジンとどっちを多く食べていますか?これから夏にかけての紫外線対策に必要な抗酸化力を強めてくれるのはどちらでしょうか?答えはトマトです。とはいえ夏場対策は紫外線だけではありません。熱中症にも負けない夏を元気に過ごすには、トマトもニンジンもどちらも役に立つのです。

  今日のまとめ  
  抗酸化作用 リコピン > ベータ・カロテン 夏の紫外線対策
  ビタミンA作用 リコピン < ベータ・カロテン 視神経の栄養素

 

 

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