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薬食同源タイトル画像岡希太郎先生
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第30話 豆腐が体に良いわけ

豆腐 爆薬ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルは、人生の最後に医薬品としてのニトログリセリン(ダイナマイトの原料)のお世話になったそうです。それでも一代で成し遂げた莫大な財産は、今ノーベル賞となって、それこそ世界遺産なのです。

 生前ノーベル自身も気づいていたことには、ニトログリセリンは舐めると甘く、多めに飲めば頭が痛くなるのです。頭痛の原因は、脳血管が広がって周辺神経を刺激するからだそうです。それがなぜ狭心症の特効薬になったのでしょうか?

ニトログリセリンが狭心症に効くわけは、飲むか舐めるかすれば、ほんの10数分後に、心臓の血管に到達し、そこで一酸化窒素“NO”という小さな分子になるからです。実はこの“NO”なる小分子は、ニトログリセリンなど飲んでいない健康な人の血管では、普段から作られているのです。

大気汚染の原因にもなる“NO”が、心臓病の特効薬になったり、普段から健康な人の血管で血圧をコントロールしているなどという話は、発見したご本人が一番驚いたのではないでしょうか。驚きはやがて感激となって、1998年のノーベル医学賞につながったのです。

さて、今日のお話の目的は、そういう“NO”の素となる食べもののことです。皆さんお察しのとおり、答えは「豆腐」です。でも、“NO”がノーベル賞を受賞したとき、豆腐の話題はなかったし、メディアも専門家の難しい話ばかり流していました。お蔭で視聴者は全員チンプンカンだったのです。

ところがそのニュースに素早く反応した商売がありました。血管を健康に保つ“NO”を増やしたいなら、もとになる必須アミノ酸「アルギニン」を含んだ南米産マカを食べなさい・・・というのです。この話に更に追い打ちをかけたのは、男性のあの部分で“NO”を長もちさせる薬「シルデナフィル、商品名バイアグラ」の発売(1999年)でした。不思議なことに、「豆腐を食べなさい」という専門家は現われませんでした。

夏の豆腐といえば冷奴です。香りの具をふりかけて毎日食べれば、毎日アルギニンを補給できて、健康な血管に“NO”不足の心配がなくなります。「毎日冷奴では飽きてしまう」というのなら、厚揚げでも高野豆腐(凍り豆腐)でも、豆腐ならなんでもOKです。木綿でも絹ごしでも1日に半丁(150グラムほど)食べれば0.5グラム(500ミリグラム)ほどのアルギニンが入っています(文科省食品成分データベースより)。これだけあれば、サプリメントのマカ、1日2グラムに12ミリグラム(ウイキペディアより)を遥かに超える確かな量が食べられます。

さあ皆さん、「日本食は世界遺産」です。その恩恵にどんなにあやかっても、罰が当たることはありません。

 

 

 

 

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