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薬食同源タイトル画像岡希太郎先生
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第32話 ドングリころころ

ドングリ

 10月、日本列島を2つの台風が通り過ぎたと思ったら、あっという間に秋の気配になりました。田圃の稲穂が次から次へと収穫される季節です。

 森に住む小動物にとっても、実りの秋は命をつなぐ季節です。里山のドングリなどは野リスの食べ物などと思ったら大間違い。煮ても焼いても和菓子作りに欠かせないシバグリ(いわゆる栗、ブナ科クリ属)だって、植物分類してみれば立派なドングリの仲間です。さあ、一日童心に戻ってドングリ拾いに出かけてみませんか?

 

●美味しいドングリのベスト5

 第1位 シバグリ(クリ)ブナ科クリ属

 第2位 スダジイ(シイノミ)ブナ科シイノキ属

 第3位 ツブラジイ(シイノミ)ブナ科シイノキ属

 第4位 イチイガシ(ブナ科コナラ属)

 第5位 シリブカガシ(ブナ科マテバシイ属)

●美味しくはないドングリの3種

 第6位 マテバシイ(ブナ科マテバシイ属)

 第7位 ブナ(ブナ科ブナ属)

 第8位 イヌブナ(ブナ科ブナ属)

●どうにか少しなら食べられるドングリ

 コナラ ナラガシワ ミズナラ(3つともブナ科コナラ属)

 

古い童謡にも歌われていますが、都会の子供たちだって、寺や神社の境内でドングリを拾っているではありませんか。帽子がついたままだったらもう大喜びです。でも大抵は小さな穴があいていて、割って見ればすでに先客が訪問した後なのです。

 里山の森のドングリなら、虫食いのない状態で集められます。小さな虫には食べ切れないほどたくさん落ちてくるからです。こうして集めたドングリを、ネットで見つける写真やスケッチで分類してみるのも楽しいですよ。1位から8位までランキングできたら、秋の夜長にフライパンを用意して、誰かさんと一緒に味見するのもおつなものです。

 さて「薬効は?」といいますと、「ほとんど何もありません」。 古典によれば、「渋皮を煮詰めた汁をかぶれに塗るとよい」とありますが、それはさすがに時代遅れ。何かにかぶれたらステロイド軟膏の方がずっとよく効きます。でも、ステロイドに過敏な人は、薬剤師さんに聞いてからにしてください。

 くすりにはならないクリですが、栄養は実に豊富です。ホクホクした食感がよく似たサツマイモと比べてみますと、まずはカロリー1.4倍、カリウムがほぼ同じでナトリウムが4分の1ということは血圧に良い、カルシウムは半分だがマグネシウムが2.4倍、カロチンはほぼ2倍、意外なことに食物繊維は、なんとクリの方がずっと多い。ということで、焼き栗をつまむということは結構健康的なのかも知れません。

 もう1つシバグリの特徴は、イガにくるまって落ちてくることです。素手で持つのは怖いくらいです。他のドングリにはイガがないので安心です。食べ方はどれも同じで、フライパンで焼いて少々の塩で味付けするのが一般的。美味しくないドングリ3種は、やや渋味があって不味いのです。試しに1粒味見すれば話の種になるでしょう。最後の3つは食べないほうがいいですよ。

 最後に、庭に空き地がある方は、気に入ったドングリの種をまいてみては如何でしょうか?西日本特産のドングリでも温暖化の影響で東京あたりなら何処でも育ちます。実が降るようになるまで長生きすれば、いい思い出になるでしょう。

 

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