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薬食同源タイトル画像岡希太郎先生
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第34話 菜の花

 「菜の花」といえば、視界いっぱいに広がる黄金色の春景色だけではありません。菜の花は食卓にも小さな春を届けてくれます。菜の花は見てよし食べてよしというわけです。 昔から菜の花の種は菜種油の原料でした。そういえば菜の花は油菜(アブラナ)とも呼ばれ、これがなければ揚げ物はできなかったでしょうし、日暮れに灯す明かりもなかったはずです。

 さて、薬食同源にとっての菜の花はちょっと変わった存在です。最近は野菜に季節感がなくなりましたが、菜の花だけは旬を実感できる野菜です。緑黄色野菜はビタミンとミネラルの宝庫。そんな薬食同源の旬の効能を思い起こすように、蕾のついた菜の花の束が店頭に並ぶ季節になりました。

 野菜に咲く花には菜の花の仲間がたくさんあります。そういう菜の花はアブラナ科(別名、十字架植物)とも呼ばれて、よく見るとどれも4枚の花びらを十字架の形に開くのが特徴です。ご存知「春の七草」のうち、ナズナ、スズナ、スズシロの3つも十字架植物の野菜です。

 ところで、春の七草に菜の花がないことを不思議に思いませんか?春の七草の言い伝えが生まれた南北朝の時代、菜の花を食べる習慣がなかったからではないでしょうか?筆者自身の記憶でも、食糧不足の戦時中に菜の花を食べた記憶はありません。やがて来る夏に菜種油を収穫するため、春の若葉を食べるわけには行かなかったのだと思います。

 ところが30年ほど前のこと、菜種油には健康に良くない成分があるとの誤解から、食用としての需要が減ってしまいました。そこで農家は品種改良に努力して、食用の菜の花を育てたのではないでしょうか?実際に食べてみたら想定外の美味しさで、古典にはない平成生まれの緑色野菜、花も食べれば名実ともに緑黄色野菜になったのです。

 アブラナ科の野菜を青果売場で探してみました。菜の花、小松菜、キャベツ、芽キャベツ、ハクサイ、ミズナ、チンゲンサイ、ダイコン、カブ、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、クレソンなど多彩です。更にはワサビやマスタードなど香辛料まで見つかりました。正にアブラナ科の植物は野菜の王様と言ってもいいくらいです。

さて、そんな野菜の王様でも毎日食べるのは葉っぱや根っこだけですから、菜の花以外の菜の花を見ることはほとんどありません。もし何処かの畑の片隅で十字架の花を見たとして、それが白い花だとしても、「菜の花が咲いている」と気づいてください。アブラナ科はどれもが菜の花にそっくりの花を咲かせているのです。

さてさて、チンゲンサイやワサビの花がどんなものか見てみたいと思いませんか?インターネットを使って花探しに出かけましょう。きっと珍しい菜の花が見つかりますよ!

 

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