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薬食同源タイトル画像岡希太郎先生
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第44話 秋の七草

 春の七草は食用で、秋の七草は観賞用と言われます。では秋の七草の薬食同源はどうなっているでしょうか?実はそれほど捨てたものではありません。

 万葉集・巻の八 作者は山上憶良(やまのうえのおくら)
 「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花・・・・・
   萩の花・尾花・葛花・なでしこが花・をみなへし・・・また・・・藤袴・朝顔が花」

さあこの中に、食用・薬用はあるでしょうか?その前に、ちょっと解説です。

 萩の花=ハギ
 尾花=ススキ
 葛花=クズ
 なでしこが花=ナデシコ
 をみなえし=オミナエシ
 藤袴=フジバカマ
 朝顔が花=キキョウ
  ・・・尾花と朝顔以外は今も同じ名前です。

 クズは葛根湯、キキョウは桔梗湯でであることはご存知の方もいるでしょう。両方とも漢方薬です。でもその他となると知る人ぞ知る世界ではないでしょうか?ではその薬効です。

・ハギ 主に観賞用ですが、全草を煎じて飲めば咳止めになります。
・ススキ 根を乾かして煎じて飲めば、風邪を引いたときの熱さましになります。
・ナデシコ 全草または種を干して煎じれば利尿薬になります。
・オミナエシ 花枝だけを乾燥して煎じれば、風邪の解熱薬になります。
・フジバカマ 全草を干して煎じれば、むくみの改善に役立ちます。。

 こんな具合に秋の七草は身の回りにある天然の薬として使われてきました。特徴としては、寒くなる季節に合わせて、風邪を引いたときの熱さましや咳止めが多いことです。では、美味しく食べられるものはと言えば、どれでしょうか、クズの根から調整したくず粉だけではないでしょうか?秋の七草は食べるには適していないのです。
 このように、秋の七草は薬用にはなっても食用には向きません。そう言えば、お月見につきもののススキでも、お月見の晩には兎さんの食事のためか、お団子を用意するではありませんか。
 それではついでに、七草粥でお馴染みの春の七草の薬用についてまとめておきましょう。

・セリ 貧血と更年期障害を予防する。
・ナズナ 整腸作用を示す。
・オギョウ(ハハコグサ) 咳や喉の痛みを抑える。
・ハコベラ(ハコベ) 整腸作用を示す。
・ホトケノザ 高血圧を予防する。
・スズナ(カブ) ビタミンの補給に役立つ。
・スズシロ(ダイコン) 消化不良を改善する。

 春の七草の薬効はどれもマイルドで、どんなに食べてもお腹を壊すことはありません。反面、秋の七草は薬だからと言って飲み過ぎると副作用につながります。花を愛でてそっと鑑賞していれば、ストレス解消になりそうです。

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