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薬食同源タイトル画像岡希太郎先生
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第46話 健康に過ごすコツは五味五色

 日々健康に過ごすためには1日30種類の食べ物を食べればよい。選び方のコツは、五味五色。古代中国の「陰陽・五行説」を文字ってできた現代版4文字熟語です。大昔の人々が健康を気遣ったのと同じように、現代人もまた予防医学に興味津々です。五味五色には昔も今も変わらない人を引きつける何かがあります。

 人は五感で食べ物の味や色を感じます。五感はどれも自覚できる感覚で、味は味覚、色は視覚(色覚)で感じます。その他にも聴覚、触覚、嗅覚があって、合わせて五感と呼んでいます。五味五色とは、味覚に5つ、色覚にも5つの要素があることを言っているのです。

 五味の5つの要素とは何でしょうか?それは、甘味、酸味、鹹(塩)味、苦味、旨味の5つです。味を感じる舌の表面に、味覚を司る5種の受容体があるのです。例えば、口に入れた砂糖が甘味の受容体に近づくと、そこに強く吸着して、その刺激が脳に伝わると甘味として感じます。他の4つの味にもそれぞれの受容体が見つかっています。何故5つなのかと考えても、それが味覚の要素だという以外に答えはありません。

 では五色はどうでしょうか?天然の色の種類は無限にありそうですが、現代科学によりますと、光の色に3つ、絵の具の色にも3つの原色があるとのこと。光の色を2つ合わせると、より明るい色となり、3つ合わせると無色(白色)になってしまいます。絵の具の色でやってみると、2つの色を混ぜると暗い色になり、3つ合わせると黒くなってしまいます。ですから光の色と絵の具の色を合わせて整理してみますと、赤(紅)、青(緑)、黄、白、黒の5つの色になるのです。

 さて次は、五味と五色の組み合わせについてです。例えば、「赤い色をした甘い食べ物」のニンジンを選びます。次に「赤い色をした酸っぱい食べ物」のトマトを選びます。そして順に選んで最後に「黒くて旨味のある食べ物」の昆布を選ぶという具合です。すると全部で25種類の食べ物が揃います。これは五味五色の極端な例ですが、重要なことは、こうして選ぶことで、食べないと病気になる必須栄養素が全部揃うということです。必須栄養素の数は全部で50~60種類で、25よりは多いのですが、1つの食べ物に必ず複数が入っているので、25種類を選べばすべての必須栄養素が楽々揃ってしまいます。五味五色とは、必須栄養素の味であり色であるとも言えるのです。

 ところで「味や色では病気との関係がピンと来ない」と言われそうです。病気と関係があって、自覚できる五感とは何でしょうか。それは痛み、腫れ、発熱、発赤と言った炎症の四大症状で、最近はこれに機能障害を加えて炎症の五大症状と呼んでいます。不思議と言うか偶然なのか、ここにも5が登場するのです。

 ではこの辺りでちょっと脱線してみましょう。痛みの表現をネットで拾って整理してみました。ズキズキ(ズキンズキン)、キリキリ、ヒリヒリ(ピリピリ)、ガンガン、チクチク(シクシク、ヒクヒク)・・・。まだ他にもあるでしょうが、ざっとこんな具合で、やはり5つ揃いました。何気なく使っている日常用語にも5つの要素がありそうです。

 それでは最後に、痛みと薬の関係を考えてみましょう。すると痛みを抑える薬と、痛みを引き起こす薬があることに気づきます。引き起こすとは、もちろん副作用のことです。痛み以外の4つの症状についても、良くする薬と悪くする薬が揃っています。つまり薬には裏と表があって、古来この現象のことを「薬は諸刃の剣である」と云い伝えてきたのです。

 五味五色にも裏と表があります。五味五色のバランスが整っていれば表、崩れていれば裏になります。昔から母親が子供に教えてきた「好き嫌いなく何でもしっかり食べなさい」とはこのことです。科学の意味は解らなくても、丈夫な身体への想いが籠っているのです。

 今日のお話は如何でしたか?「毎日の食卓を五味五色」で揃えることを目指しましょう。それが無理ならば、なるべく30種類に近づけましょう。朝、昼、晩に10種類ずつでよいのです。それも無理だとおっしゃるならば、嫌いな味と色の必須栄養素を、サプリメントで補強する・・・そういう選び方もありますから、困ったときは薬剤師さんに聞いてみることが大事です。

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