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薬食同源タイトル画像岡希太郎先生
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第59話 令和時代の健康飲料

 ある調査によれば、健康効果が目的の伝統飲料で、人気が高い商品はポリフェノールを含んでいます。平成時代の30年間に、コーヒーが6倍に増えて市場全体の1位、次いでお茶が10倍に増えて2位、その他は合わせて6倍に増えました。高齢化に伴って人々の健康志向を強く反映した結果だと思われます。

 コーヒーのポリフェノールは桂皮酸の仲間、お茶(緑茶、紅茶、ウーロン茶)ではフラボノイド。両者の化学構造は全く違うのですが、効き目の作用はよく似ています。その作用とは、身体の中でできてくる余分な活性酸素を消してくれるという、誰もが聞いたことのある「抗酸化作用」です。ではその他の飲料はどうでしょうか。

 ハーブティーやフルーツジュースなど、原料となる植物によってポリフェノールの種類が異なっています。というよりも商品を企画する段階で、これまでのものとは異なるポリフェノールを含む植物が選ばれているのです。植物のポリフェノールの種類は非常に多くて、桂皮酸の仲間だけで1千種類、フラボノイドの仲間は5千種類ともいわれています。更にそれ以外となりますと、文字通り数え切れないくらいあるのです。ですから健康食品会社にとって材料の品切れはないと言えるほどです。

 それだけではありません。平成時代に一気に増えた商品の中にはポリフェノール以外の成分も勿論あります。主な例を選んでみると、ミネラル(カルシウムなど)、ビタミン(CやEなど)、テルペン(ハッカなど)、多糖類(食物繊維など)・・・どれも魅力的ですが、消費者にとってはどれを選べばいいのか本当に困ってしまいます。

 さて、1か月前に新元号が発表されて、この5月から令和の時代が始まります。日本列島のあちこちに令和の文字が踊っています。食べもの飲みものも例外ではありません。それでも人口統計を見てみますと、平成時代に加速した高齢化と少子化は、まだしばらくは続く見込みだそうですし、健康長寿を担う健康飲料の品数はますます増えて行くでしょう。平成時代には見かけなかった新商品が出てくる可能性も高いのだそうです。それでも成分の種類はほとんど出尽くしていますから、まるで総合ビタミン剤のように、色々なポリフェノールを組み合わせて商品化するとの見方もあります。

 そんなわけで、令和時代の健康飲料は、ポリフェノールを沢山含んだ薬のようになるかも知れません。もしそうなったら、薬剤師が複雑な処方薬の組み合わせを見るのと同じような目で、その人に合う商品を正しく選んで貰いたいと思います。

薬食同源

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