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岡希太郎先生
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第56話 バカマツタケ

 秋の味覚「マツタケ」を味わったのは何時だったか?最近はアメリカ産とかばっかりになってしまった。そんな秋の味覚のお話です。

 もしニセマツタケと言われれば、あるかも知れないと思うでしょうが、バカマツタケと言われても「そんなバカな・・・」と言ってにわかには信じられません。でもバカマツタケは実在しているのです。奈良県森林技術センターの発表によれば、2015年にはじめたバカマツタケの人工栽培が、今年見事に成功したそうです。それを祝うかのように、今年は本家のマツタケも豊作だそうです。

 どうしてバカマツタケの人工栽培を始めたのでしょうか?それは一向に成功しない本家の努力を見かねて、「ならば香りも歯ごたえもよく似たバカマツタケを作ろう」と一念発揮したのだそうです。もし成功すれば、本家よりずっと安い値段で大量に供給できるでしょうから、人々も満足するでしょうし、地元農家の活性化にもつながるという一石二鳥の挑戦だったのです。

 バカマツタケ栽培成功の話はTVで知りましたが、1つ気になったことは、バカマツタケの栄養価のことです。数あるキノコ類のなかで、特に期待されている健康効果はベータグルカンという繊維質がもつ作用で、この繊維質を最も多く含んでいるキノコはマツタケなのです。ならばバカマツタケにも本家に近い大量のベータグルカンが入っているのではないでしょうか?

 最近の栄養学研究によれば、ベータグルカンなどの水に溶ける可溶性食物繊維は、大腸に大量に住んでいる腸内菌の栄養として重要です。腸内菌はこれを食べて増殖し、ニコチン酸やヒドロキシ酪酸といった、ヒトの免疫機能に良い影響を与えて、大腸がんを予防するのだそうです。

 腸内菌の種類は100種類を超えると言われ、かつそれぞれが好んで食べる食物繊維も違っています。専門家の話によれば、異なる食物繊維を含む食品をできるだけ種類多く食べることが、免疫活性化に最も良く効くのだそうです。

 ベータグルカンはキノコにだけ含まれていますから、それを多く含むかも知れないバカマツタケは、免疫を活性化する食品としても魅力をもっているのです。

 では、水溶性食物繊維の種類とそれを最も多く含む食品を整理しておきましょう。どれも食卓でお馴染みの食べ物ばかりです。普段は気にもしないこんな身近な食べ物を好き嫌いなく食べることが、最も確かな健康法になるのです。

 

水に溶ける水溶性食物繊維の種類
 穀類・・・・・難消化性デンプン
 果実・・・・・可溶性ペクチン
 キノコ・・・・ベータグルカン
 根菜・・・・・イヌリン
 蒟蒻・・・・・グルコマンナン
 寒天・・・・・ガラクタン
 コーヒー・・アラビノガラクタン。

追記:水に溶けない不溶性食物繊維は、腸内で保水性を発揮して蠕動運動を刺激する自然な便秘解消薬になるのです。

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