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岡希太郎先生
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第63話 食物繊維と腸内菌

 食物繊維の効き目が気になります。一体どれほどの効き目なのでしょうか?食べてすぐわかる速い効き目と、直ぐには解らなくても検査すればわかる効き目があります。

 1.自覚症状のある速い効き目について。
 繊維質の食べ物を摂ると、言わずと知れた消化器症状が現われます。どんな症状が出るかは人によって違います。お腹がゴロゴロ鳴る人がいます。お通じのつく人がいます。お腹がパンパンに張る人もいます。おならがたくさん出る人も居ます。そのおならが匂う人と音がしても匂わない人がいます。実に色々です。
 同じ人でも、食べた繊維質の種類によって症状が変わります。葉菜、根菜、果実、種子、玄米、ピーナッツ、納豆、その他色々ありますが、どれを食べたかで、例えばおならが出る食べ物もあるし、お腹が張るだけの食べ物もあります。どれを食べたらお通じがつくのか、症状は人によって、食べ物によって違います。ですから自分自身の経験で体の癖を知っていることが、健康で暮らすための食生活の知恵になるのです。

 2.自覚症状はないが検査するとわかる効き目
 誰でも年を取ると血圧や血糖値が気になります。親や兄弟に高血圧や糖尿病の人がいると益々気になります。甘いものは勿論ですが、お米やパンなど糖質をちょっと減らして、替わりに不飽和脂質やタンパク質を増やし、かつ野菜を多めに摂れば、高血圧も糖尿病のリスクも下がります。減塩食や運動をすればもっと下がります。でも、効き目が直ぐに現われる訳ではありません。
 ダイエットにも時間が掛かります。それでも体重を自分で測れば効き目がわかります。血圧も家庭用の器具があるので自分で確かめられます。血糖値も同じです。セルフメディケイションとの上手な取り組みは、先ずは自分のことを自分で知ることではないでしょうか。そして効果が現れることを自分自身で確かめことで、更なる努力に繋がるのではないでしょうか。

 さて、今回の主題は「食物繊維と腸内菌」の関係です。よく、善玉菌、悪玉菌、日和見菌などといいますが、最近はそれに加えて「長寿菌」が出現しています。実はこの「長寿菌」というのは日和見菌の仲間で、大した役には立っていないと考えられていたものです。しかし、ちょうど1年前のこと、国立研究機関が共同で「認知症になる人の腸内菌にはバクテロイデス菌が不足している」と発表しました。バクテロイデスこそ長寿菌の主役なのです。何とかして食事でバクテロイデスを増やすことができないものかと、今盛んに食べ物と長寿菌の関係が調べられているのです。

 そんな折、昨年末に中国で「新しいアルツハイマー病治療薬が承認された」とのニュースが飛び込んできました。何とその薬の成分は「オリゴマンネート」といって、蒟蒻やコーヒーに多く入っているマンノースという糖(グルコースの異性体)が繋がってできているではありませんか。正に薬食同源のお話です。では蒟蒻を食べれば長寿になれるかといっても、そう簡単ではありません。蒟蒻のグルコマンナンは生のまま食べれば大量に摂れるのですが、お腹を壊してしまいます。そこで現在、蒟蒻の加工技術が盛んに研究されています。ではコーヒーはというと、「コーヒーを飲む人は長寿」という日本人も含めて各国の研究結果が出ています。

 食べ物と認知症、何を食べれば効き目があるのか、「腹も身の内」といいますから、先ずは食べれば腹具合が良くなる食べ物を知っておくことが肝心と思われます。

薬食同源

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