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岡希太郎先生
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第55話 本当に疲れがでる季節

 この夏、日本列島は「経験がない暑さ」、「死ぬかもしれない暑さ」ということで、実際に熱中症が回復せずに亡くなられた方が大勢いらっしゃいます。かろうじて回復した方もまだ安心はできません。本当の疲れは暑さが一段落して一息ついた9月になってくるからです。

 変な例え話ですが、子供の頃を思い出してください。誰もが一度は体験した怖い怖いお化け屋敷。暗闇の中で何度も悲鳴を上げて大人にかじりつき、「もうこれで終わりだから」と慰められた次の瞬間、それが一番恐ろしいお化けだったとは。身も心も、一安心すると、次にくる恐怖に無防備状態になってしまうのです。

 夏の暑さが去ったあと、秋の涼風を感じると、身も心も無防備になってしまいます。ちょっとした油断が、体の不調につながるのです。医学用語では「燃え尽き状態」と呼ばれ、ちょっとしたストレスにも耐える余裕が残っていません。そんな時はどうしたらよいでしょうか?

 もうお気づきですね。そうです、そんな時こそ薬食同源の出番なのです。新鮮な野菜、秋刀魚を焼く香り、食欲を満たすお肉、季節の果実などなど、秋の味覚にたっぷり含まれているビタミンとミネラルと必須脂肪酸、この3つは体力気力回復の三種の神器なのです。

 三種の神器はどれもが薬になりました。必須栄養素の欠乏症の薬です。今は食べものが豊富になったので、普通にしていれば欠乏症にはなりません。毎日の食事から十分に補充できているからです。しかし、夏の暑さと紫外線に傷つけられた全身の細胞に酸化ストレスが溜まっています。その傷を治すために普段より多めの必須栄養素が必要です。

 必須栄養素を一番多く含んでいる食べものとは、旬を迎えた食べもののことです。動物も植物も、旬の時期に一番元気で、栄養素も一番多く含んでいます。旬の食べものは美味しいだけではありません。栄養素に最も富んだ時期が旬と呼ばれる時期なのです。

 本当に疲れがでる季節の変わり目。たとえ湿度と温度を管理したビニールハウスの中で育てた野菜だとしても、旬の時期に収穫する野菜にはビタミンがいっぱいです。海の幸なら、この時期に日本列島にやってくる秋刀魚にはオメガ3の不飽和脂肪酸が詰まっています。こうして遺伝子に刻まれた四季の変化を感じ取るメカニズムが、薬食同源の元になっているのです。

 季節の恵みでお腹を満たして、夏バテ知らずの健康な秋を過ごしてください。

薬食同源

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